ブログを書籍化しましょう!!

「へんな会社」のつくり方 (NT2X)

「へんな会社」のつくり方 (NT2X)


ブログを書籍化した本って、結構売れてるみたいですね。
ヤクルトスワローズ監督(兼選手)古田敦也氏の「古田のブログ」や、一部で人気の中川翔子たんの「しょこたん☆ぶろぐ」、さらには、最近「ブログの女王」なる肩書きでテレビに出ている真鍋かをりさんの「眞鍋かをりのココだけの話 (ココログブックス)」などは、書店の店頭でも「今売れてます!」シールなんか貼られちゃってましたね。



有名人ブログが書籍化するということは、商業的な意味が非常に強いです。出版社の「このブログ本なら売れる!」という思惑と、著者の「印税入るならいっかなぁ?」という思惑が一致した結果だからです。
典型的無名人であるところの私は、「ブログ書いてて金もらってりゃ俺でも毎日シコシコ書くよ!」と思わずにはいられないのですが、それはまたの機会に。



現在、無名人ブログを書籍化するサービスが増えてきているようですね。
Qブログや、autopage、もちろんここ、はてなダイアリーも書籍化サービスを実施中です。
正直、グチの詰まった自分のブログなんか書籍化しても意味はないんですが、本来の目的としては、
「お子様の成長日記・アルバムとして…」
「今までの道のりを自分史として編纂…」
「書きためた貴重なノウハウや情報を、パソコンがない場所でも持ち歩きたい」
「恋人・夫婦の日々を思い出として残そう!」
「プロの作家・詩人への第一歩として、自分の著作を出版しよう!」

だそうです。うまい具合にキレイゴトを並べた感じですね。
思い出的な意味合いが強いみたいですね。



かくいう私も、自分のブログを書籍化したいと思っています。
日記の部分を意識的に少なく書いているので、「思い出」にはならないかもしれません。私が今まで歩いてきた道のりを自分史として編纂できれば・・・って、結局キレイゴトか。



キレイに書かないとすれば、無名人ブログの書籍化はマスターベーションでしかないでしょう。オナニーですよ、オナニー。
「あぁ、あの時俺はこんなことを考えてこんな文章を書いたんだなぁと、数年後に読み返して頬を赤らめ、俺にもこんな若いときがあったんだぜ!と言いながら嫁と息子に読ませる」プレイですよ。
結局自己満足なんですよね、お金が絡んで来ない時点で。



ですが、私はこうも考えます。
ブログって元々誰のために運営してますか?
たくさんニュースを拾ってきて、それをたくさんの人に見せているから、そのたくさんの人のために運営しているのですか?
違うでしょ?
「このサイトはいい文章書くなぁ」とか、「このサイトのニュースは価値がある」とか思われたいからやってるでしょ?全く違うとは言わせませんよ?
結局自分のためにやってるはずなんですよ、みんな。



だからこそ、ブログの書籍化には意味がある。
自分のために作り上げてきたものをアナログな形で自分の手元に残すことができる。
それはブロガー(自分)への最大のごほうびなんですよ。



笑ってくれなくてもいい。ムリに感動してくれなくてもいい。勉強になりました!とか言われなくてもいい。
今まで自分の歩いてきた道のりを自分史として編纂できれば、これに勝る喜びはない・・・って、


結局キレイゴトか。



WEB拍手ボタンです。これは書籍化したらどういう表記になるのかな?