アクセス数に頼る人々

AXS SINGLE TRACKS

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なんで人はアクセス論が好きかね。


今更なんだけど、最近そんなことを思うんだよね。




先日、またちょっとした津波アクセスがあって、かなり浮かれてたんだよね。1日100〜200pvってのがウチだから、1000pv/dayクラスの津波が来るとやっぱり嬉しいね。


で、だ。
冷静になって考え直してみたら、また思考が堂々巡りにハマっちゃったわけですよ。アクセスを得て何をしたいのかって。






有名になりたい?確かにそれはある。「id:sinta0120が書いた記事なら」って思われるようになれば最高だと思う。なんと言っても「俺個人のファン」がたくさんできるわけだからね。だからこそ、無い頭を必死に回転させて記事を搾り出してる。



周りの人に「ネットやってる?」って聞くと、やってる人が結構多いみたいね。でも自分のサイトを持ってる人って少ないみたい。ってか、職場では俺と同期の二人だけ。多分。持ってても教えたくない人もいるだろうしね。
で、そこそこネット使えてそうな人にはブログをオススメしてる。でも答えはなかなか芳しくないね。たまに「え?」って顔されるときあるし。そんなにサイト持ちなのが変かな?



俺がネット始めた頃って、今みたいに何でも探せる超便利ツールじゃなくて、ほとんどの個人のHPが一次情報源を担ってたんだと思う。だからわからないことがあると気軽に管理人さんにメールで聞いたりとかできたし。だから、サイト持ちってのは知識豊富な、憧れの対象であったし、高校生の頃からHP運営をしていた俺は結構自慢できたりしたのね。



過去の記憶を持ち出して「昔は良かった」ってのは反則だと思うけど、それでもやっぱり昔は良かったと思うのね。
今みたく無秩序じゃなく、みんな最低限のマナー(ネチケット)を持って動いてたし、ネット人口が今よりも絶対的に少なかったから個人同士の繫がりも深かったし。そんな時代を経験しているからこそ、今のサイト運営についていろいろ思うこともあるんだけどね。



昔運営してたサイトは、間違いなく日記帳だったね。高校生が高校生らしい文章で、面白おかしく日記を書いてた(つもり)。ヘンなコラムとか作っちゃってたし。
この間、「膨大な量のログを保存してて、その頃のURLを入力すると、昔のHPがみられる」みたいなサイトを発見して、昔の自分のHPを見てみたんだけど、結構面白いこと書いてたと思うし。
なんか、今よりも自己満足的なんだけど、純粋に読者を楽しませようと思ってたから、今みたいにヘンに読者を意識した書き方じゃなかったしね。



その頃はアクセス数ってのは正直どうでもいいものだった。数が重要じゃなかった。自分が面白いものを書いて、それを他に宣伝して人呼んで、そうやって固定客を掴んでた。
アクセス数にこだわるのって、やっぱり「ちゃんと見られているの?」って不安からだと思うんだよね。でもその頃はBBSとかで反応が多かった頃だし、見られている安心感があったからこそアクセス数にこだわらなかったんだと思う。



今のブログサービスなんかでも、コメント機能やトラックバック機能のおかげで、読者の意見は形に表れやすくなってる。表面上は。
でも、ネットの世界がいつからか「作り上げていくもの」から「見るもの」になってしまって、こんなに便利なコメント機能さえなかなか活用されなかったりする。
これが時代の流れだというならば仕方ないだろうけど、でも、絶対昔のほうが、アクティブな人が多かった頃の方が面白かったよね。



昔は良かった。けど、今もしつこくサイト運営していく身であるからには、これからも良くしていかなくちゃダメだ。だからサイト論なんかぐだぐだやってんのかも。
時代の流れには敵わない。でも自分が新しい流れを作る一端を担えればいいなとは思っている。



読者の意見がなかなか伝わらないから、アクセス数なんて刹那的なものに人は頼っちゃうんだよな。コメントがブロガーを育てるんだぞ!みたいな記事も書いたけど、読者あってのブロガーだし、せっかく便利なコメント機能ついてるんだし、一言でもいいから書いてあげようよ。そして励ましてあげようよ。
みんな、寂しいんだよ。だからブログなんてやってるんだよ。





もっと思ってることを伝えようよ。

そうじゃなきゃ俺たち、どうすればいいかわかんないよ。




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