長文と短文
- 作者: 中原道喜
- 出版社/メーカー: 旺文社
- 発売日: 2000/01/01
- メディア: 単行本
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長い文章の利点は、情報量が多いということだ。
書き手は、自分のサイトにどのような読み手が集まっているかを事前にリサーチすることにより、文章にのせる情報のバランスを考えることが出来る。
情報に飢えた読み手がやってくるなら、それ相応の情報量を用意しておくのが礼儀だろう。そうすればおのずと長文のメリットが見えてくる。
長文では、読み手にインパクトを与えることは至難の業だが、情報として価値あるものにはなりやすい。
読み手は、長文の中から好きなように情報を取り出せる。
「このテーマは興味深い」と思われれば、興味のある部分だけでも読まれるだろう。
「この人の文章は面白いから」と思われれば、全部読まれるだろう。更に、サイトの常連になってくれるかもしれない。
読み手は書き手を常に評価し続けている。更新が無かったり、自分の求める情報が得られなくなってきたりすれば、驚くほどあっけなく離れていくものだ。
長文は客離れを防ぐ消極的手段という側面も持っている。書き手がまとめきれなかった情報を、読み手が勝手に取捨選択してくれるからだ。原則、文字数が多ければ多いほど検索エンジンに拾われることが多くなったり、はてなダイアリーに至っては、キーワードからの集客も見込める。
長い文章を書くにはそれ相応の時間を要するが、要した時間以上の物は得られるはずだ。
短い文章の利点は、読み手に「長文じゃない」というイメージを与えることができることだ。
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