自分の思考が奪われていく感覚

博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)





これはニュースサイトに対する宣戦布告かもしれない。





ついさっき、ツタヤで買い物してるときに、ふと思ったことだ。
今日は休みだったので、昼に起きてメシ食って、パチンコ打って、勝った金でツタヤで買い物して・・・そのツタヤで思ったことだ。


今日の戦利品は「かみちゅ! 1 (電撃コミックス)」と「アイドルマスターコミックアンソロジー 2 (IDコミックス DNAメディアコミックス)」。そして「アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女」だ。


もうちょっとさかのぼると、一週間ほど前にamazonで買ったのが「こどものじかん 1 (アクションコミックス)」。
その前に本屋で買ったのが「舞ー乙HiME 1 (少年チャンピオン・コミックス)」と「舞ー乙HiME 2 (少年チャンピオン・コミックス)」。




ここまで書けば賢明な諸兄はもうお気づきだろうか。
ん?まだ足りない?じゃあもうちょっとヒント。



魔法先生ネギま!1時間目&2時間目 攻略コンプリートガイド (講談社ゲームBOOKS)」とか「すもももももも~地上最強のヨメ~(1) (ヤングガンガンコミックス)」とか、「アイドルマスター キャラクターマスター (DNAメディアブックス)」なんかは予約注文したくらいだ。




いい加減お気づきのようなので、答えを。
これらは「一部ネットで話題になった書籍・ゲーム」だ。


自分の買い物が偏ってきている。
薄々気づいてはいたのだが、こうやって考えてみると放っておけない問題のように思って、この記事を書いている。


その原因はなんだろうと考えた結果、大変に賢い私はこう考えた。「マインドコントロール」と。






私のライフワークはネットの巡回だ。巡回先をある程度固定し、自分好みのニュースを仕入れる。ニュースを大量に仕入れている者に遅れを取らぬよう、日々必死でニュースを仕入れるのだ。


ここで問題なのが「巡回先をある程度固定し」のくだりだ。
本当は「ある程度」ではなく「完全に」なのだが、その件に関してはまたの機会に触れよう。


ニュースサイトというのはいい。非常にいい。
最新ニュースを簡単に得ることができるからだ。
だが、ニュースサイトに載っているニュースは自然にわいて来た物ではない。ニュースサイト運営者がどこぞで得たものを二次的に配布しているに過ぎない物なのだ。
ニュースサイト運営者がどのような方針で運営しているかによって、そのサイトに載るニュースのジャンルが変わってくる。そのジャンルが問題だ。偏っているのだ。情報が。その情報を見に行く我々も、当然情報が偏ることになる。これは一種のマインドコントロールなのではないか、ということが言いたかったのだ。


ネットでの流行に追いつこうと、自分でもそのアイテムを購入し、自分は遅れていないということの証明とする。
その流行が、ある一部限定ということに気がつかずに。
そうして流行を追い求めた先には、何があるのだろうか?






これは私だけの問題ではないはずだ。


昔の私の本屋に行った時の行動は「とりあえずファミ痛とドリマガ読んで、めぼしいゲームを探す→パチスロ情報誌を読んで勝ったつもりになる→コミックコーナーをあても無く巡回、掘り出し物を探す→おすすめコーナーを見て、その本屋の個性を探る→BL物コーナーでその地域の腐女子層の概数を想像する」という黄金パターンだったのに対して、現在の私は最初から買うものを決めていくから困る。
迷って、探して、やっと買うという本屋の楽しみが減ったのだ。
私の被害妄想だろうか。否、これが彼奴等のマインドコントロールの成果なのだろう。



自分の思考が奪われていく感覚がする。それがニュースサイトになのか、ネット全体になのかはわからないが、そんな感覚がするのだ。



もっと楽しく、自由に買い物をできた、あの頃を返して欲しい。
自由の対価になる情報など無いのだから。





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