匿名・実名の壁を越えた先には何かあるに違いない。
- 作者: 渋井哲也
- 出版社/メーカー: 情報センター出版局
- 発売日: 2001/10/10
- メディア: 単行本
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参考サイト1:http://d.hatena.ne.jp/kanose/20051215/bloghistory
参考サイト2:http://d.hatena.ne.jp/yas-toro/20051215/p2
ブログに限らず、サイトを運営している人は、何らかの形で「自分はこう思っているんです!」ということをアピールするために運営しているはず。
日記を書いているだけだという人だって、誰かに見られることを前提としている以上、愚痴を聞いてもらいたいとか、うさ晴らし的な側面をもっているはず。
そういう場合、身内、特に同僚・上司に知られると、どうしても書くことに制限が出てきてしまいます。制限されたうさ晴らしなんて、必要ですかね。
このブログは、地元の友人はもちろんのこと、職場の同僚・上司にも結構広く知られています。私の場合、仮にも「立派な一次情報源を目指す」人なので、blogをうさ晴らしに使おうとは思っていないのですが、やはり頻繁に会う人たちに見られていると思うと、ヘタなことは書けない、というプレッシャーにはなりますね。
ここで出てくるのが「匿名」という便利なシステムです。「身内に晒さない」という行為も含めて。
匿名の方が好きなことを好き放題やれるのは明白ですが、「発言に責任をもてない奴の書いたもの」としてとらえられてしまう恐れがあります。2chはまさにその表れですね。
参考サイト2、「明日は明日の風が吹く」のid:yas-toroさんが、ブログが履歴書として使われていった場合 「実名ブログは嘘ばかり書かれていて駄目だ。やはりブログは匿名に限るね」なんてことが定説になるのでは?と妄想されていますが、私も同感です。残念ながら。
私が採用担当だったら、当たり障りのない、就職活動用のブログ作るような奴採りません。
「自分」を見せてくれないやつが一番つまらん。から。
それでも私は「実名であるからこそ説得力がある」と思いたいです。純粋な目的で運営しているブログならば、むしろそうあるべきです。
匿名であることがネット世界のデフォルトとなりつつある今、「私は自信を持って発言しています!意見があるならいつでもどうぞ!」というポジティブなスタイルは奨励されるべきだと思います。
匿名だから真実味がない。実名だから制限を受ける。
でも、その壁を越えた先には何かあるように思えてならないのです。
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