上司に対する処世術

処世術は世阿弥に学べ! (岩波アクティブ新書)

処世術は世阿弥に学べ! (岩波アクティブ新書)

http://rikunabi.yahoo.co.jp/special/single/stress05/tsukiai.html


社会人の人、乙。
今日は上司からこのネタを振られたので書いてみます。



私の処世術は、引き出しを多く持つことです。





いきなりコレじゃ意味不明だと思いますので、解説していきましょう。




まずは、「話題の引き出しを増やす」です。
これは、上司に嫌われないための消極的な方法ではなく、上司に好かれるための積極的な処世術です。私の職場は上司と年齢がさほど離れていないため、この方法は効果が大きいようです。
どんな人でも共通の話題があると嬉しくなってしまうもの。その心理を利用したものですね。
ただ、その上司が、いわゆる「オタク気質」を持った人の場合は要注意です。そのような人に中途半端な知識をひけらかそうものなら・・・結果は目に見えていますよね。時には話に乗らない勇気も必要でしょう。




次に、「キャラの引き出しを増やす」です。
参考ページに「上司の朝令暮改を悪と思うな」とありますが、上司に限らず、気まぐれな人は結構いますよね。気まぐれにつきあうのも大変なんですが、部下である限りしかたないですよね。
仕方ないで終らせてしまっては処世術でもなんでもなくなってしまいます。今日は飲み好きキャラ、明日は真面目キャラ、明後日はお笑いキャラ・・・その引き出しを増やすことによって、上司の気まぐれが不快にさえ思わなくなりますよ。自己暗示の一種かもしれませんね。




3つ目は、「仕事の引き出しを増やす」です。
つまり、「コイツはデキる奴だ」と思われるよりも「コイツは便利な奴だ」と思われるようになりましょうということです。
職種にもよるでしょうが、出来過ぎる人というのは同僚から、時には上司からも疎まれることがあります。一つの仕事が物凄く得意な人と、様々な仕事がそれなりに出来る人。どちらも必要ですが、私の考える処世術では後者を選ぶのがいいと思います。
後々得を取りたいならば、爪を隠すことも必要でしょう。時にはわざとアピールせず、「コレはどうなってるの?」と聞かれて「あ、その辺は全部やっておきましたよ」くらいのさりげなさも必要かもしれませんね。
ベストよりベター。日本人の基本の思考ですので、押さえておいて損は無いと思います。




最後に、「考え方の引き出しを増やす」です。一番重要かも。
この場合の「考え方」とは、自分がどう考えているかではなく、相手がどう考えているか、なのです。
先に挙げた3つに全て共通していることですが、時には自分を殺し、相手の思考の理解に最大限努める必要があります。
上司がいま何を見て、どんな気分で、どんなことを考えているのか。それを理解できれば、貴方は上司の理解者として重宝されるでしょう。
上司とはいえ所詮同じ人間です。「上司」というくくりで見るからいけないんじゃないですかね。礼儀をキッチリ踏まえたうえで「貴方のことは理解しています」ということを臭わせるといいんじゃないでしょうか。





以上に挙げたことは、あ・く・ま・で私の考えるものです。失敗しても弊社は一切責任を負いかねますので、予めご了承くださいませ。
ちなみに、私はこれでもうまくやっている方だと思いますよ。




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