パチンコ業界へのオタク文化の流入について 〜後編〜

必殺パチンココントローラー SFC

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昨日は業界の現状とオタク文化流入について書きました。
今日は業界の抱える問題点とそこにオタクがどう関わってくるのかを書きます。
昨日書き始めた時点ではこんなに長くなる予定は無かったんですが、よほど私の中で溜まっているものがあったのでしょう。なんか止まんなくなっちゃいましたw





現在のパチンコ業界が抱える悩みのひとつとして、遊技客の減少が挙げられます。
度重なる射幸性の煽りや、検定(パチンコ台の法律みたいなものです)ギリギリの台を野放しにしてきたツケが出てきてしまいました。
ピークだった1995年と比べると3分の2以下まで遊技人口が減っています。これは何とかしないといけない状況です。
パチンコは本来「ギャンブル」ではなく「遊技」というくくりで、大まかな分類でいけば競馬や競輪よりもゲーセンに近いものがあるんですよ。
それなのにパチンコに使うお金は年々増えてきて、客離れを起こしてしまいました。まぁ、欲張った結果としてこうなってしまったんですから、この問題は業界で何とかするしかありませんね。





というわけで最近ホールを席巻しているのが、高確率で遊びやすさをウリにした「遊パチ」です。
この「遊パチ」、ライトユーザや未経験者に広くパチンコを楽しんでもらおうという大義名分で推進されているのですが、本当のターゲットは我々ヲタクなのではないかと私は思います。
遊パチで実績がある台を挙げていくと、「萌えよ剣」や「うる星やつら」などはかなりの好成績を残しています。また、最近発売された「ギャラクシーエンジェル」シリーズも高確率の遊パチスペックが人気のようです。
これはもうすでにヲタク狙い撃ちとしかいえない状況です。
オタクという人種は基本的に好きなものには金に糸目をつけないという特徴がありますね。この散財癖、浪費癖をうまいことパチンコに持ってこれないか、というような考えの下で業界が動いている(にちがいないw)のです。
DVD一枚五千円として、この五千円があればそこそこ勝負になるくらいのパチンコ、といったらわかり易いでしょうか。
そして、自分の好きなアニメやゲームの台を打って楽しめると思えば、なかなかいい余暇の過ごし方といえるんじゃないでしょうか。
私のように依存症手前くらいになってしまうと余暇もくそもないんですけどね・・・。
うまく勝てばDVD一枚分・五千円の元手で初回限定でプレミアついたDVDボックスが買えるくらいになって手元に帰ってくるかもしれないのですから、かなり魅力的な勝負になる・・・かもしれません。





ホールに設置されているパチンコ台数におけるヲタ向け台の割合は年々増えてきています。
これからもきっと増えていって、時代の流れとともにきっとまた減っていくのでしょう。
私はそれを良くも悪くも思いません。それが今の時代の流れなんでしょうから。
ただ、ヲタかつパチンコ好きかつ一応パチンコ業界人としては、同士であるところのヲタの皆様がパチンコホールに足を踏み入れることを歓迎します。




なんかうまくまとまっていないような気もしますが、要は「気になるタイトルが出たらいっぺん打ちにきてみれ」ということです。
朝鮮玉入れとかいろいろ言われる業界ですが、実際楽しいですよ、パチンコ。