読書は引き出しを増やす
クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)
- 作者: 西尾維新,take
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/05/08
- メディア: 新書
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今日、仕事終わってから後輩に「今日の予定は?」と聞いたら「読書です」という言葉が返ってきた。
「何読むの?」と聞いたら「小説です」と返ってきた。
「どんなの?」と聞いたら「ライトノベルです」と返ってきた。
「タイトルは?」と聞いたら、恥ずかしそうに「ネコソギラジカル」です。と答えた。
「このロマンチストめ!」と罵ってやったら複雑な顔をしてた。
恥ずかしいなら読むな。別に俺は「恥ずかしいヤツめ」とか思わない。そして俺に隠しとおせると思うな。
そんなやり取りの中で漠然と「あ〜、読書について何か書こうかなぁ」と思ったので、長い前フリでしたが、今日は読書の話です。
blogを始めて、いろいろな記事を読むようになって、いい記事を書きたいと思うようになって、壁にぶち当たった。文章力の壁だった。
本をたくさん読む=文章力が上がるとは思っていない。ただ、引き出しが増える、とは思っている。
自分のものではないとしても、作者独自の言葉回し・調子のとり方などは真似できる。
世の中に「作家」と呼ばれる人は星の数ほどいるから、よほど特徴的な言葉回しを真似しない限り、誰にインスパイヤされたのかはわからない。真似ばかりしているのであれば、言葉は悪いが、パクりと変わらない。
だが、真似した物に自分のエッセンスを少しでも加えることが出来れば、それは自分の文章・言葉回しに変化していく。パクりからの脱却だ。自分のものと誇りを持つことが出来れば、自信のある文章も書けるようになるだろう。
そうやって、いくつもの引き出しを持っていれば、どんな記事でも書ける、気がする。
文章力を上げるために必要なことは、読むことではなく、書くことだと思う。
自分の感じたことをそのまま文章にしてみる。形にしてみるのだ。
自分の頭の中にあるイメージは形の無い曖昧なもの。それを文章にする事が文章力UPにつながるのだと考える。
イメージという曖昧なものを、文章という明確なものに変換する。
「ある程度」なら誰でも出来る。いかにイメージに近づけるか、という練習をすることによって文章力は上がるのだと思う。つまりは、書くことだ。
読書をするだけでは文章力は上がらない。
それでも、どうしても文章力を上げたい、という人は、文章力を上げるコツが書いてある本を読めばいい。あくまでもヒントにしかならないが。
さぁ、まずはキーボードに手を。
WEB拍手ボタンです。実は読書はほとんどしません。会社の研修のときくらいかな。昔はエッセイとかよく読んだけど。