スロプーあがりの業界人から見たパチンコの今 〜リオたん人気に迫る〜
- 出版社/メーカー: テクモ
- 発売日: 2005/06/23
- メディア: Video Game
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ま、それはそうとパチンコ論です。例によって大分偏る予定ではいますが。
巡回先の「カトゆー家断絶」さんで「低迷するパチンコ業界をライツが救う」という記事を見て触発されました。今日はさっき（4時頃）まで同期とすき屋でそんなことを3時間も話していたのでいいタイミングだったんですね。
パチンコもパチスロもいろいろな規制があってですね、その規制の中で面白く作ろうとメーカーさんはがんばってる訳なんです。そのなかで手っ取り早く客を取ろうと思えば、やはり知名度のあるキャラクターの起用が一番効果的だったんですね。いまパチンコ屋に行けば、店の半分くらいの台がどこかで見たことのあるキャラを使っていると思います。アニメでいけばエヴァ・ヤマト・バカボン・北斗の拳、芸能人系ならウンナン・飯島直子・ユンソナ・西城秀樹とか。テレビ番組だったら西部警察・ウルトラセブン・水戸黄門とか。とにかく何がパチンコ・パチスロになるかわからない時代なんです。
昔、天下のコンマイ様がパチンコに参入するというニュースが出たときは、いつかは「ＣＲときめきメモリアル」が出るに違いないとヲタ諸君は思ったことでしょう。ですが、コンマイ様は大したヒット台を出さずに今に至ります。
現在、リオデカーニバルというパチスロ台が大変人気になっています。理由はキャラの魅力です（断言）。テクモとネット、ゲーム会社とパチスロメーカーのコラボレーション第３作として製作されたスーパーブラックジャックという台のオリジナルキャラ「リオ」が大人気になったわけです。リオデカーニバルはスーパーブラックジャックの後継機という扱いになりますね。
それまで「かわいい」と思われるキャラは腐るほどいましたが、「萌え」をコンセプトとして作られた台*1はテクモ×ネット組が製作した「スーパーブラックジャック」という台でデビューしたリオたんが初めてだったと思います。リオたんはそのないすばでーと凶悪な出玉性能で世の男共を虜にしました。
萌えブームの影響なのか、攻略雑誌に「萌え」という文字を見ることが多くなりました。ホールで働いていても、どう考えても普段スロットなんてやらないようなお客様が座っていると「あ、リオたん目当てね」とか思ってしまいます。ヒキやニートをパチンコ屋へと駆り立てるまでの魅力がリオたんにはあるのでしょう。テレビやアニメのキャラクターに頼らずともここまでいけるのか、と正直感心しています。
ここらで本題に入ろうと思うんですが、リオたんが人気になったのは以下の３つの原因が考えられます。解説も交えて人気のワケを探っていきましょう。
- もともと遊技台の性能がよかったので、付随的にリオたんの人気も増えた
確かに１日にヘタをすると20000枚も30000枚も出るような台でしたので*2遊技台としての性能はよかったと思います。演出などもなかなか良かったと思いますね。投げキッス演出などでリオたんの虜になった人も多いと思います。
- いままでになかった線の細かいアニメ風のタッチがヲタ層に限らず男達のハートをキャッチした
これが主な理由でしょうね。いわゆる「萌え絵」だったわけですから。露出も多めでポーズもエロいし*3世の男どもがリオたんをスルーするわけが無いんですよ。リオたんだけではなく、周りのキャラクターたちもなかなか個性が溢れている上萌えなので、人気にならないほうがおかしい、といったところでしょうか。
- いや、むしろリオたんよりミント様のほうがウケた
リオを取り囲むキャラクターで一番コアな人気があったのがミント様。一般的な視点から見れば「かわいい女の子」とい映るかもしれませんが、「いつも困っていそうな下がり眉のぬいぐるみを抱いている内気な幼女」という殺人的な設定は世のヲタどもを萌え殺しました。リオたんはあくまで萌えキャラの中でも一般人にも受けるという部分がありましたが、ミント様は違う。ミントがどうのとか言う奴は完全にオタです。反論は許しません。
いろいろと書いては見ましたが、結論は「絵のタッチが薄くアクのないキャラであり、一般人にも受けやすく萌えやすいキャラだったから」とします。実際同僚の一般人からも「かわいい」と評判ですし、女性からの支持も結構あったりします。
パチンコに関わる人がヲタの素質アリなのか、ヲタがパチンコを好む傾向にあるのか・・・それはお客さんにアンケートでもとらないとわかりませんが、リオたんが人気なのは事実なのです。ＳＢＪ・リオデカ・十字架に続く萌えスロの登場を楽しみにしましょう！
